こんにちは、八木です。
今回の記事は、思ったことを自分の中の整理も兼ねて、書いていこうと思います。
手間と時間と意思ってなんじゃそりゃって感じかもしれませんが、
前に、以下の記事を書いていて、ふっと思ったのです。
この記事では、海外旅行に行くときに、ツアーと個人旅行の魅力をそれぞれ述べて、自分は個人旅行の方が思い出に残って良かったよ!という話をしました。
なんで、個人旅行の方が思い出に残って、充実感があったのだろう?
楽しいことって、ある程度、時間と手間を掛けないと大きくふくらまないんじゃないか、と思うようになりました。
風船は、時間と手間をかけてたくさん空気を入れるほど、空を長く飛び続ける。
それに近いのかもしれない、と頭に浮かびました。
海外旅行でタイに行ったとき、ツアーで宿泊先も航空券も移動のためのバスも用意してもらっていました。ほとんど手間がかからず、トラブルも悩みも全くなく、すごく楽ちんでした。
でも、何年か経つと、結構忘れちゃうんですよね。
写真は残っているけど、どこに行ったとか、何を食べたとか、こういうところに感動したとか、記憶が断片的なんです。
一方、パリとウィーンに旅行したときは個人旅行で行きました。
予算内で良さそうなホテルを探したり、現地の地図とにらめっこしながら観光ルートを調べたり、スリなどトラブルにあったらどうするか確認したり…
まぁ~手間が掛かりますよね。
調べるのは楽しいけど、もちろん面倒くささもある。
パリの自販機で飲み物買おうとして小銭入れて、何も出てこなかったとか、
現地レストランに行ったけどメニュー全く読めなくて、何の料理か結局分からなかったとか、
そんな失敗もあったんですけど、それも含めて良い思い出になってるのです。
なんなら、また行きたいな、個人旅行で、なんて思っています。
何かに手間をかければかけるほど、時間を使いますよね。
たくさん時間を使うと、情報量が自然と増え、記憶に残るんじゃないかと思います。
楽しいことって、時間と手間が先払いなのかな、と思いました。
寝っ転がって面白いことってそんなに降ってこないですもんね。
私は趣味で楽器をやっているのですが、当時は平日はフルタイムで働き、土日は仲間と合わせるために合同練習に行き、合間に演奏会の準備作業もしていました。
お金になる訳でもないし、今時のタイパ(タイムパフォーマンスの略称のようです)の観点から見ると最悪ですよね。練習時間めちゃくちゃ掛けて、本番の演奏会は半日もありません。
練習場所を借りたり、お金も掛かります。
でも、めちゃくちゃ楽しかったのです。
友人や家族には練習大変じゃない?
って聞かれるけれど、楽しさの方が圧倒的に勝ちます。
こういう記憶に残る楽しさって、行動しなきゃ得られないってことを、年をとっても忘れないようにしたい。
時間と手間を掛けると言ったら、仕事はどうなんだろう。
仕事も日中の稼働時間の半分くらい費やしてて、面倒くさいことのオンパレード。
それなら自分にとって大事なものになっててもいいんじゃないか?
でも、過去の仕事を振り返っても、思い出深いものって正直あまりありません。
あの時大変だった、つらかった、という記憶はあるけど、仕事が自分にとって大事なものか?と問われると、
必要ではあるけど大事ではない
というのが、率直な気持ちです。
転職前の同僚の名前とか、もううろ覚えです。顔は浮かぶけど…名前なんだったっけ状態。
仕事は、時間も手間も掛けているけれど、意思(主体)がない、だから大事なものにならないのでは、と思いました。
会社員として働くのであれば、自分に課された役割を果たすことが必要になります。
全部自分の意思で思い通りに働く、とはなかなかいきません。
やりたくないこともやらなきゃいけないし、自分の意思を通せることの方が少ないのではないでしょうか。
私はついつい仕事を頑張りすぎてしまうところがあるので、
「仕事は必要だけれど大事なものではない」
と日々思い出すようにしたいな、と思いました。
おわりっ!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!