【パリ旅行】ルーブル美術館とオルセー美術館、どっちに行く!?

海外旅行
記事内に広告が含まれています。



以前、パリに旅行した際に、ルーブル美術館とオルセー美術館の両方に行く、というハードスケジュールをこなしました。

結論を先にお伝えしますと、印象派が好きな方はオルセー美術館がオススメ!!!


他にもノートルダム大聖堂とか凱旋門とか行きましたが、パリの観光スポットで私が一番思い出に残っているのがオルセー美術館でした。

好きな画家はモネやゴッホかな、と思っている方は、オルセー美術館にぜひ行ってみてほしい…。

ルーブル美術館もせっかくだから一生に一度は行きたい!モナリザを見てみたい!で行ってきたのですが、想像の5倍くらい広くて展示作品数(あと観光客)もめちゃ多い。

事前に計画立てておかないと、疲れて終わっちゃうかも、と思ったので、それを詳しく書いていこうと思います!

ルーブル美術館ってどんなところ?

まず、ルーブル美術館ってどんなところなのか、整理していきたいと思います。
ここでは、訪れたら見ておきたい有名作品と、チケット料金、美術館の広さについてお伝えします。

ルーブル美術館で見ておきたい有名作品

「モナリザ」

レオナルド・ダ・ヴィンチの作品で、世界で一番有名な絵画とも言われています。

この絵を目当てにルーブルを訪れる観光客も多く、「モナリザ」の前は常に混雑が出来ています。写真や映像で見ていると大きい作品のように思えますが、意外とサイズ(77 x 53 cm)が小さいのです。

「民衆を導く自由の女神」

作:ウジェーヌ・ドラクロワ
作者名は知らなかったけど、見たことある!という方も多いのではないでしょうか。

1830年に起きたフランス7月革命を主題としている作品。
中央で民衆を導く女性は、自由を擬人化したもので、モデルがいるわけではないそうです。
フランス美術のロマン主義派の代表作とも言われています。

「ミロのヴィーナス」

作者は不明
紀元前2世紀ごろに古代ギリシャで制作された彫刻です。
ギリシャ神話における女神アフロディーテの像と考えられています。

高さは203cmあり、想像以上に大きくて実際に見ると迫力あります…!
正面だけではなく、後ろや横からもじっくり鑑賞できます。

「ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠」

作:ジャック=ルイ・ダヴィッド
ルーヴル美術館の中でも最も大きな絵画のひとつで、全長はなんと10メートル近く。
作品中の戴冠式は、1804年にノートルダム大聖堂で行われています。
参列者は実在の人物が描かれており、その衣装など細部まで間近に見ることができます。

ルーブル美術館のチケット料金と予約方法

基本入場料は大人は22ユーロ(約3,590円)、18歳未満は入場無料

当日チケットは長い行列に並ばなくてはいけないため、事前に予約しておくことをオススメします!

ルーブル美術館の公式サイトから予約することが可能です。

https://www.louvre.fr/en


公式サイトは日本語版はないため、英語になってしまいますが、手順は難しくありません。

こちらのサイトが、公式サイトで予約する方法を画像付きで解説されていて、分かりやすいかなと思います。

ルーブル美術館 チケット予約・購入方法を徹底解説【パリ】
ルーブル美術館のチケット予約・購入方法を徹底解説。公式サイトでのチケット予約方法はもちろん、パリミュージアムパスを利用した予約方法から、ルーブル公認の日本サイトからチケット予約する方法まで幅広く解説しております。


日本語のサイトで購入したい、解説付きのガイドツアーを希望される方は、アクティビティのチケットを販売しているKlook(クルック)がオススメです。

https://www.klook.com/ja

ルーブル美術館の広さ

ルーブル美術館は美術品3万5,000点近くが、総面積6万6000平方メートルの展示場所で公開されています。

大きすぎて想像しにくいですが…日本で最大級の広さを持つ国立新美術館の床面積が1万4000平方メートルですから、4倍くらいあるということです。

日本の美術館の平均床面積は3,000平方メートルくらいで、ルーブル美術館は、中規模の美術館20個分くらいあることになります…!

美術館が20個分!?そんなに大規模なのね…

1日で美術館20個はとても見きれないので、見るエリアを事前に絞っておく必要があります。


ルーブル美術館の展示スペースは、リシュリュー翼、シュリー翼、ドゥノン翼と呼ばれる3つのセクションに分かれています。
各セクションは地上3階と地下2階の全5階層で構成されており、写真で見るとその規模の大きさが分かりますね。


ルーブル美術館に行くときに気を付けておきたいこと

再入場できない

観光客も多くて、館内も広いと休憩したくなりますよね。
ルーブル美術館は一度館内から出てしまうと再入場できません。

館内にカフェやレストランもありますが、ここもやはり行列が…。

個人的には、元気な午前中のうちに目当ての美術品に絞って巡ってしまうのがオススメです。

モナリザ周辺はとても混むのでスリに注意

パリに限らないですが、海外旅行で注意したいのがスリの被害。

モナリザ周辺は観光客が多く、スリがよく狙う場所と言われています。

服装や装備品から日本人は狙われやすいため、スリ対策をして、ターゲットにならないようにしましょう。

リュックサックは背負うのではなく胸の前に持ちチャックを握っておく、貴重品はカバンの中にしまう、歩きスマホをしない、など警戒している様子を見せることが大切です。

オルセー美術館ってどんなところ?

続いて、オルセー美術館についても有名作品、チケット料金、広さや所要時間を見ていきたいと思います!

オルセー美術館で見ておきたい有名作品

「ローヌ川の星月夜」

作:フィンセント・ファン・ゴッホ
南フランスのアルルに滞在中、ローヌ川とその湖畔の様子を描いた作品。
この風景は、当時ゴッホが借りて住んでいた黄色い家から歩いて2~3分の場所と言われています。

同時期に制作された「夜のカフェテラス」もゴッホを代表する作品の1つです。

「自画像」

作:フィンセント・ファン・ゴッホ
ゴッホは10年ほどの画業の中で、約38点の自画像を描いています。
当時、モデルを雇う金がなかったため、自身をモデルにして習作を制作したと言われています。

ゴッホは当時、神経発作により自身の希望でサン・レミの精神病院に入院しており、その頃に制作されたものです。渦巻くような背景やその色合いが、彼の内面の不安を表しているようにも見えます。

「落穂拾い」

作:ジャン=フランソワ・ミレー
この落穂拾いというのは、収穫が終わった後に畑に落ちている麦の穂を拾い集める作業のこと。

一見、柔らかな色合いから、穏やかな農村風景のようにも見えます。
しかし当時、収穫する際に落ちた麦の穂は、畑を持たない貧しい人々が少しでも食料を得られるよう、地面に残しておく習慣がありました。

ミレーはこの作品だけではなく、他の代表作でも、貧しい農民に焦点を当てた作品を残しています。

「日傘の女」

作:クロード・モネ
「戸外の人物習作(右向き)」「戸外の人物習作(左向き)」とも呼ばれる作品。

モネの最も有名な作品のひとつ、「散歩、日傘をさす女性」と構図が似ていますが、こちらは後から制作したもので、モデルが違います。この作品は、ワシントン・ナショナル・ギャラリーが所蔵しています。

「散歩、日傘をさす女性」

「散歩、日傘をさす女性」は当時の妻カミーユと長男ジャンがモデルになっていますが、のちにカミーユは亡くなり、「日傘の女」はシュザンヌという女性がモデルとなっています。

右向き、左向き、どちらもモデルの表情がはっきりと描かれておらず、亡くなったカミーユを思い出しながら制作されたと言われています。

オルセー美術館のチケット料金と予約方法

基本入場料は大人は16ユーロ(約2,610円)、18歳未満は入場無料です。

現地で当日券を購入することも可能ですが、長蛇の列になってしまう可能性があるため、オンラインで購入しておくことをオススメします!

Musée d'Orsay
Musée pluridisciplinaire exposant la plus riche collection de tableaux impressionnistes et post impressionnistes au mond...

オルセー美術館の公式サイトは日本語対応していないため、予約方法はこちらのサイトが参考になるかなと思います!

【2024年最新版】オルセー美術館 チケット予約・購入方法を徹底解説
オルセー美術館のチケット予約方法から当日券の購入方法まで徹底解説。他にも入場の流れや観光情報など、オルセー美術館見学に役立つ情報が満載。

オルセー美術館の広さ

オルセー美術館は広さ3万5000平方メートル、常設展示の作品数は約4,000点ほどになります。先ほどのルーブル美術館と比較すると、展示作品数はおよそ8分の1ぐらいですが、それでも展示作品を全て巡ると、最低でも半日はかかります。

有名作品に絞って鑑賞した場合は、所要時間は2~3時間ぐらいかと思います。

オルセー美術館に行って特に良かったと感じたこと

作品がフロアごとにまとまって展示されていて、移動時間が少ない(疲れにくい)

ルーブル美術館はセクションが分かれていてとにかく広い!

正直、別のセクションへ移動するだけでも結構時間かかるし疲れるな…と思いました。

そのあとにオルセー美術館に行ったため、フロアごとに有名作品がぎゅっと集約されていて、移動疲れもありませんでした。

オルセー美術館は0階(地上階)、2階、5階の3フロアに作品が展示されています。

モネ、ゴッホ、ルノワール、ゴーギャン、セザンヌなど有名作品は5階に集まっているため、まず5階から観ていくことをオススメします。

貯蔵している作品の年代が、ちょうど自分の好みで、見ていて飽きない

私は彫刻や宗教画、装飾品よりも印象派の絵画の方が好きなので、オルセー美術館がドンピシャで好みだった訳です。
有名作品を見て感動するのはもちろん、自分が好きなジャンルだと、知らなかった作品でも見ていて楽しいです。展示室に入って、いいなと感じる作品がパッと目に入ると、テンション上がりますよね。

私の中で、特に見れて良かったなと思った作品が、ゴッホの「ローヌ川の星月夜」とモネの「日傘の女」です。

ゴッホ特有の力強いタッチを間近で見れて感動しました。

まとめ:ルーブル美術館とオルセー美術館、どっちに行く!?

印象派が好きな方はオルセー美術館がオススメ!

せっかくパリに来たからルーブル美術館でモナリザを見てみたい、という気持ちでルーブルに行きましたが、私はオルセー美術館だけでも良かったかなと思いました。

ルーブル美術館の作品を見たい!という方は、事前に目当ての作品の場所を調べておき、ルートを確認しておくことを推奨します!

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました