未経験から経理になりたいけど、正社員の募集で採用されない…
派遣社員に応募してみるってどうなのかな?
派遣から正社員目指すのはアリです!
なぜなのか?詳しく説明していきますね
未経験で経理の正社員に採用されるのは難しい
今まで別の職種だったけれど、経理の仕事が自分に合っているかもしれない!正社員の求人に応募しよう!とやってみたものの、なかなか採用されない…。
この悩み、実は結構多いんです。
学歴とか自己PRが問題で…というよりも、経理の特徴的に未経験で正社員に採用されるのはハードルが高いです。
正社員の経理募集で、未経験可の求人がまず少ない
2024年3月時点で、求人サイト「リクナビNEXT」で東京23区の未経験歓迎の求人数を調べると…
職種 | 求人数 |
---|---|
経理 | 227件 |
営業 | 3,634件 |
ITエンジニア | 748件 |
未経験歓迎の求人数で比較すると、営業は経理の15倍以上あります。
求人の母数が少ないので、競争率が元々高いのです。
超人気アーティストのライブチケットが取れない…というのと同じ現象ですね。
えっ15倍…!?こんな違うの…!
経理ポジションは空きができにくい
なぜ未経験歓迎の求人数が少ないの?という理由は、経理の席は空きができにくいということが挙げられます。
例えば、営業の場合は会社の事業規模が大きくなると、売上をさらに伸ばそうと採用人数が増える傾向になります。
一方、経理は人員が増えても売上が直接的に増える訳ではないため(間接的に貢献している訳ですが)、採用人数はあまり変わりません。
組織が大幅に変わったり、業務量が一気に増えたりしない限り、採用人数を増やすことはあまりありません。
また、経理は保守的な方が多い傾向にあり、1つの職場で長く働き続ける方が多いです。
私自身も5年以上続けていますし、同僚も3年以上勤務している方がほとんどでした。
ポジションに空きが出ないため、求人自体が少ないのです。
そもそも経理は部署の人数が多くない
営業が100人以上いる会社でも、経理部は部長1人、課長1人、正社員数人で仕事をまわしているということもザラです。
部長は社長など経営陣に対して事業成績の報告、各経理業務はスタッフで分担して進め、課長が月次決算をまとめる、ような形で進めていました。
人員が少ない中で新入社員を採用しようとなると、教える余力があまりないため経験者に限定するようになります。
派遣の経理社員になって、正社員を目指すメリット
- 未経験者でも採用されやすいため、職歴のブランクが少なくて済む
- 合わない職場だったとしても、別の職場を紹介してもらえる
- 派遣から正社員登用されるケースもある
- 派遣でも実務経験を積めば、未経験の頃より転職の選択肢が広がる
①未経験者でも採用されやすいため、職歴のブランクが少なくて済む
今、別の職種で正社員として働きながら、経理の求人を探している方は、未経験可の求人を狙い続けるのもアリだと思います。
自分の生活を守るため、収入源を確保しながらチャンスを狙うことは転職の王道パターンです。
もし在職でなければ、未経験可の正社員の求人よりも派遣社員から狙っていくことをオススメします。
採用する側は履歴書を見て、ブランクが長い応募者は避ける可能性があります。
会社にとっては、採用した社員さんがすぐ辞めてしまうと採用活動の費用がパーになってしまいます。
ブランクが長いと、すぐ辞めてしまうのでは…?と思われてしまい、避けられてしまうのです。
一方、派遣社員は正社員に比べ給与が少なくなる傾向にありますが、未経験者でも進めやすい仕事を色んな会社から請け負っているため、未経験でも採用されやすいです。
②合わない職場だったとしても、別の職場を紹介してもらえる
派遣社員の場合は、契約を更新するかどうか派遣会社の担当者から確認があります。
もし実際に働いてみて職場環境が合わない…やっていけそうにない…!という場合には、契約を更新しないという選択もできます。
詳しくはこちらの記事に書いていますが、未経験から経理になって、仕事内容や職場環境が自分に合っていなかった…というパターンも結構あります。
別の職場を紹介してもらって働くことができる、というのは正社員にはないメリットです。
職場によって人間関係も仕事の進め方もそれぞれですから、職場を変えたらやりやすくなった、ということも十分あり得ます。
③派遣から正社員登用されるケースもある
私の同僚でも、派遣社員として経理部で働き始め、頑張りが評価されて正社員になった方もいます。
その方は正社員になってもう7年くらい経つそうです。
派遣社員で実際に働いてみて、自分に合っているなと感じて正社員になったそう。
会社側も長く働いてくれる社員がいる、というメリットがあってwin-winですね。
その方は元々はサービス業だったそうですが、自分で勉強して簿記2級を取得し、分からないことを積極的に質問して仕事を覚えていったとのこと。
この方以外にも、2~3人派遣から正社員になったという知り合いがいます!
④派遣でも実務経験を積めば、未経験の頃より転職の選択肢が広がる
正社員登用がない場合には、派遣社員として1~2年経験を積んで、経理経験者として正社員の求人に応募するのがオススメです。
派遣社員として長く勤めてから転職した方が良いか?というと、私は1年2年ぐらいがベストではないかと思います。
というのも、経理はどんな仕事ができるか?という点が評価の中心となります。
最初は仕訳の入力や入金管理からスタートすることが多いですが、支払業務・月次決算・年次決算など責任が重い仕事もたくさんあります。
こういった知識や経験が求められる仕事の方が、報酬も上がりやすいです。
派遣社員の場合は、未経験でも進めやすい仕事が中心となるため、正社員に比べるとなかなか仕事の幅が広がりにくい傾向があります。
転職は年齢が若い方が有利です。
誰しも今が一番若いため、正社員を目指すのであれば、派遣社員のまま長く働き続けるよりも早めに転職活動した方が採用されやすいと思います。
会計事務所や税理士事務所で働くのはどう?
専門知識を身に着けるなら、会計事務所で働いてみるのはどうだろう?
一般企業の経理を目指すのであれば、オススメしません
会計事務所や税理士事務所は、会計士や税理士を目指している方が勉強しながらスタッフとして働いていることが多いです。
そういったスタッフの方は、試験に合格して晴れて会計士・税理士になったらゆくゆくは独立する計画を立てているでしょう。
そのため、スタッフに仕事を教えて長く働いてもらう、という前提になっていない可能性があります。
会計事務所や税理士事務所は、顧問先の企業や個人事業主の申告をサポートする仕事がメインとなりますので、一般企業の経理とは仕事内容も違ってきます。
一般企業の経理を目指すのであれば、会計事務所や税理士事務所で働くのは、最短ルートではなく遠回りになってしまうかな、と私は思います。
経理事務でオススメの派遣会社
派遣会社への登録・相談は無料で出来ます!
3社くらい登録してお住まいの地域の求人をまず探してみるのがオススメです。
派遣会社によって担当者と合う合わないもありますし、紹介してくれる求人も違います。自分に合う求人と巡り合う可能性を上げるために、複数登録しておきましょう!
ここで経理を希望する方にオススメの派遣会社を3つ紹介します。
ジャスネットスタッフ
経理、財務、税務などの管理部門の求人に特化している人材派遣会社です。
日商簿記3級・2級の講座を始め、実務の流れや会計ソフトの使い方、経理で活かせるExcel講座など、無料のセミナーや動画で説明を受けることができます。
経理に特化している人材派遣会社だからこそ、エージェントも仕事内容を把握していて、キャリアステージに合った求人情報を紹介してくれるのです。
テンプスタッフ
業界最大級の求人数を誇る人材派遣会社。
2023年4月時点で、事務職求人数は約27,500件。
求人の母数が多ければ多いほど、自分にとって条件の良い求人に出会える可能性も上がります。
2023年10月時点でのスタッフ11万人を対象に実施したアンケートによると、「MYページやアプリ、Webサイトが充実し、必要な時に必要な情報・案件をタイムリーに仕入れることができる」という項目で76%の方が実現されていると評価されています。
求人情報が充実している人材派遣会社と言えるでしょう!
リクルートスタッフィング
圧倒的な知名度があるリクルートグループが運営する派遣会社です。
テレワークが可能な求人も用意されていて、有名企業の仕事も多いことが強みです。
派遣社員が選ぶ満足度調査では、友人にこの派遣会社を勧めたい、全体の満足度など8部門で一位に選ばれています。
派遣会社の担当者とのコミュニケーションや、登録時の相談で高い満足度となっており、サポート体制に力を入れている派遣会社です。
まとめ:未経験から経理になるために、派遣から正社員を目指すのはアリ!
未経験で経理の正社員に就職するのは、求人が少ないため、なかなか難しいです。
派遣社員になり、そこから正社員を目指すと以下4つのメリットがあります。
- 未経験者でも採用されやすいため、職歴のブランクが少なくて済む
- 合わない職場だったとしても、別の職場を紹介してもらえる
- 派遣から正社員登用されるケースもある
- 派遣でも実務経験を積めば、未経験の頃より転職の選択肢が広がる
派遣会社に相談したり、登録して求人を紹介してもらうのは無料で出来ます。
もし、希望と合わない求人であれば断ってもOK!
どんな求人があるか、ぜひ調べてみてくださいね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!