タイトルの通りなのですが、大学を卒業して初めての仕事は営業で、自分は全く向いていなくて辛い…と感じる日々でした。
結局2年で営業を辞め、経理に転職しました。
その後5年以上仕事が続いているので、(大変なことはあるけれど)営業よりは経理の方が向いているんだなぁと感じています。
その時の経験を思い出しながら、自分が営業に合っていない!と思った理由を書いていきたいと思います!
私と同じように転職しようか悩んでいる方に、少しでも参考になれば幸いです。
営業の仕事はどんな感じだったか
文系で大学を卒業した後、メーカーの営業部門に配属されました。
対消費者ではなく、企業に対して自社の製品を採用してもらうよう働きかける、いわゆるB to Bの仕事です。
大学の頃にたまたま受験したTOEICでそこそこの点数(と言っても700点台くらい)だったため、アメリカにいる営業マンと生産側の橋渡し役になることに。
アメリカ駐在の営業マンはイギリス出身で日本語は伝わらない。
このメーカーは海外展開し始めたばかりだったので、本当に手探り状態でした。
朝に出勤したらアメリカの営業マンからの英文メールを、辞書を使ってなんとか翻訳します。
こういうサンプルがいつまでに欲しいとか、こんな感じの製品は作れるか?とか、顧客の要望をまとめ、設計する技術部門とすり合わせします。
既存の製品をそのままサンプルでぽーんと送る場合は、サンプルを準備して発送を物流部門に依頼します。
顧客の要望に合わせて製品を微調整できるのがウリだったため、顧客の要望と、技術部門の間ですり合わせするのがメインの仕事でした。
自分が営業に向いていないと思った理由
今思うと、新卒でいきなり海外営業のサポート役に配属するのは無理があるのでは…というのが正直なところです。
が、それを差し引いても、やっぱり自分には営業は合っていないなと思いました。
仕事を始めてから気付いたのですが、私の性格の特徴は、以下のような感じでした。
どちらかというと内向的なタイプですね。
- 自分から話しかけるよりも聞き役が多い
- 1つのことを黙々と取り組むことが得意
- 話が二転三転するとパニック
- ストレス発散が苦手
- 周りについ合わせてしまう
- (良く言えば協調的、悪く言えば優柔不断)
周りについ合わせてしまう、というのは、例えばプライベートで自分は(今日は和食食べようかな〜)と思っていても、一緒の友人にパスタはどう?って聞かれたら「いいね、パスタにしよう」って答えてしまいます。
要するに、人の話を断るのが苦手なのです。
別に断っても相手の気分を害する訳ではないし、仕事ならなおさら自分の意見を主張しなければならない場面がある、と頭で分かっていても、苦手なんですよね…。
この性格が、営業の仕事では、顧客の要望と自社の技術部門で溝があると、その板挟みに苦しみました。
技術的・納期的に厳しい製品を求められた時、やはり人間なので技術部門の人は嫌そうな顔をしたり、反対されたりします。
私にとってはこれがかなりストレスだったのです。
運動したり、美味しいものを食べたり、上手くストレスを発散できれば良いのですが、これもあまり得意ではないな…と気付きました。
家で寝ていたり、一人で好きなことをして過ごすのが好きな内向的タイプだったため、休日に外へ出かけていると余計に疲れてしまうんですよね。
人と一緒に過ごした方が元気が出る!というタイプの方が、愚痴を聞いてもらったり、うまくストレスと付き合っていけるのかなと思いました。
なんとか我慢して続けようと思ったけれど、体調悪化をきっかけにやめる決断
営業にいた2年間はかなり悩みました。
第二新卒という言葉が出始めた頃でしたが、周りの先輩や友人で、新卒から数年で退職した話はあまり聞かないし、転職できるのだろうかと不安でいっぱいでした。
「石の上にも3年」という言葉もあるし、3年は続けた方が良いんじゃないか
でも、今の仕事を努力とか工夫で乗り越えていける気がしない
この間でぐるぐる回っているような感じでした。
仕事で頭がいっぱいで眠れない、食事が喉を通らないようになり、体調不良で働けなくなったらもっとマズイ…!と思い、退職しました。
上司に話すまで、すごく悶々と過ごしましたが、「退職します」と言った後はすーーーっと話が進みました。
上司も驚いたようで、部署を変えて働くのはどうか?と提案されましたが、心機一転したかったので断りました。
その後は淡々と引継ぎや退職の手続きをして、一ヶ月後に退職。
当たり前だけど、仕事での関係って、退職したら終わるんだ。
こんなにあっさり辞められるんだ、と不思議な気持ちになったことを覚えています。
失業手当の申請をしつつ、次はもっと自分に向いてそうな仕事にしよう、と転職活動を始めました。
(辞めた時にした諸々の手続きもそのうちブログにまとめたいと思います)
営業を辞めて、経理に転職した理由
次の仕事はどうする?と考えた時、学生の頃に簿記の授業を受けていて、日商簿記検定2級を持っていたので、経理になるのはどうだろう、と一番に思い付きました。
1つのことに黙々と取り組むのは得意だし、経理は仕事の進め方がある程度決まっていて、営業のように板挟みになることは少ないのでは?と考えました。
転職の志望理由は
・営業の仕事が自分に向いていないと気付いた
・長く働くためには自分に合った仕事が良いのではないかと考えた
・経理はこういう点が自分に合っていると思っている
という話の流れを組んで、自己PRすることにしました。
数社応募してそのうち1社から採用され、第二新卒でも採用されるんだ…!と少し驚きました。正直もっと不採用になるかなと思っていましたが、年齢が若い方が転職に有利、という話は本当のようです。
経理になって、仕事で大変な部分やつらいと感じることも、もちろんあります。
ただ、営業の仕事をしていた頃より、自分にとっては、はるかに楽に感じます。
残業もありますが、黙々と1人で入力を進めたり、資料を作っている方が疲労度が少なかったのです。
気が付いたら営業の経験年数の2年を、あっという間に通り越していました。
仕事って長い時間を使うし、大変なことも多いじゃないですか。
少しでも自分にとって得意なこと、嫌じゃないことに就いた方が良いんだなと職種を変えて気付きました。
営業から経理に変わって、給料は少し減りました。
でも、お金のやりくりは得意な方だったし、私にとっては収入の多さよりも、仕事に大きな不安を感じず生活できる方が重要でした。
まとめ:営業に向いてないと分かって転職したけど後悔してない
新卒で営業になって特に厳しいと感じたのが、お客さんと製造側で板挟みになること。
私が勤めていた会社に限らず、営業は間に入って調整する役割になることが多いと思います。
自分にとって苦手な環境で無理するよりも、得意なこと、苦手じゃない・そこまで苦にならないことで結果を出す方が良いと気付きました。
ご自身にとって良い仕事と巡り合いますように。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!