経理1年目ってどんな仕事をするの?

仕事

経理部ってそもそも何をする部署なの?

経理の役割は、会社で行われる日々の取引や、お金の流れを管理することです。

例えば、パンを製造販売するメーカーがあるとして、考えてみましょう。

パンを作るためには小麦粉や卵など、材料が必要になります。たくさん作って売って稼ぐので、製造機械や製造スタッフさんも必要です。スーパーに売り込むために営業スタッフさんも必要です。


材料を購入したり、従業員に給料を支払ったり、日々お金を払ったり受け取ったりする訳です。

経営者だったら、今月どれくらいパンが売れてお金が入り、そのためにどのくらいお金を支払っていくら儲かったのか知りたいですよね。

経理は、会社のお金の動きを日々記録して、正確に把握することが仕事の1つです。

仕入先や従業員への給与などの支払いも経理が行います。
納付する税金を申告するなど、他にも役割はたくさんありますが、まずはお金の出入りを管理することなんだな、というイメージでOKです!

どうやってお金の流れを管理するかというと、会計ソフトに取引の情報を日々入力し集計することで把握できるようになります。

経理の仕事は、日々の取引情報を入力するところからスタートします。

経理1年目はチェックや入力がしやすい経費精算からスタートすることが多い

経費精算って聞いたことはあるけど、どんなことをするの?

経費精算というのは、従業員が立て替え払いした領収書と引き換えに精算することです。

営業の社員さんが取引先に向かうため社用車に乗ったら、ガソリンを給油することになりますよね。

営業の社員さんはガソリンスタンドで支払った際の領収書を経理に提出し、経理はそれをチェックして現金を営業さんに払うことになります。

領収書を提出されたその場で精算することもあれば、給与の振り込みの際に経費精算の支払いも合算することもあります。

なぜ経費精算は経理1年目でやることが多いの?

経費精算で提出される領収書はパターンが決まっていて、ルールを覚えやすいこと、量が多いため会計ソフトへの入力も慣れやすいです。

領収書で多いのは、電車や駐車場代などの交通費、ガソリン代、取引先との飲食代など。

領収書やレシートのレイアウトはそれぞれ発行元で違いますが、注意して確認するポイントは基本同じなので、数をこなして慣れていくのにもってこいです。

会社で経費精算のルールを定めていることもありますので、まずそのルールを理解することが大切です。そして金額を間違えないようにすること。

大きい会社であれば社員が100人を超えることもざらにあります。

経費精算は毎月発生しますので、たくさんの申請をミスなく進める仕事になります。

経費精算以外に、経理1年目でやりそうな仕事ってなに?

会社によっては社員数が少なくて経費精算自体あまり多くないパターンもあります。

その場合は、他に新人さんでも進めやすい仕事を割り振られることが多いです。具体的には、現金の管理や請求書の作成、売掛金の管理など。

どんな内容かイメージしやすいよう1つ1つ見ていきましょう!

現金の管理

職場で使用する消耗品を購入するために、小口現金を用意している会社もあります。

会社のお金ですから、いつの間にか現金が少なくなっている、ということがないよう管理する必要があります。

職場の文房具を購入したら、支払った記録が分かるよう出金伝票や現金出納帳に記入して、小口現金の残高が合っているか、確認します。

請求書の作成

取引先に自社の商品を売ったりサービスを提供したら代金を頂く訳ですが、日常の買い物とは違い、「掛け取引」になります。

代金をいつまでに支払うかはそれぞれ会社間によって違ってきます。


例えば、10月に55万円売り上げた場合、翌月末に銀行振込で代金が振り込まれます。売上が55万円と確定したら請求書を作成して得意先に送付し、その請求書を元に得意先が振り込みをする、という流れです。

請求書の形式は会社で決まっていると思いますので、作業自体は難しくないですが、得意先に送る書類ですからミスがないよう気を配る必要があります。

売掛金の管理

先ほどの例で、10月に55万円の売上が確定し、請求書を作成して得意先に送付しました。

この売上55万円も会計ソフトに入力し、11月末にきちんと入金されているか、確認する作業が売掛金の管理となります。

得意先が何十件もある会社では、期日までに入金がなかったり、入金された金額が請求書の金額と違う、ということもあります。

そういった場合には上司に報告して得意先に対しどのように確認するか、相談しましょう。

まとめ:経理1年目は経費精算から仕事に慣れていくことが多い

経理の仕事はお金を扱うため、ルールに則って仕事を進めることになります。

最初はこのルールを理解したつもりでも見落としなどあるかもしれません。

ミスしたことは自分でメモしておいて、作業する前にメモを見直すとミスが段々減っていくので大丈夫!

できることを少しずつ増やしていきましょう。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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